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街の底で/吉行淳之介=著

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角川書店刊
角川文庫 緑250-3
初版−1971年12月10日発行
文庫判・並製・カバー巻・帯なし・本文300P
発行当時の定価:200円
ISBN:9784041250037
弊社在庫管理コード:071117001089

★内容:
『街の底で』は、風景小説、それも二重の意味の風景小説であるとぼくは考える。…都会の傾斜面や裏側のワイザツでグロテスクで無意味な風景を、主人公の佐竹鋭二の旅行者、余計者としてのニヒルな心象風景に照応させているのだ。
…作者、主人公そしてこの小説全体を掩う疲労が、虚無感が、この『街の底で』を単なる風俗小説、私小説、社会小説に終わらせなかった。世の中のすべてが、千切れた無意味でグロテスクな風景に映じるのだ。そこに故郷を持たない永遠の旅行者、放浪者と自覚した作者の何時死んでもよいような覚悟、街の裏の人々への不思議な親しさ、やさしさが漂っている。
…そして安保闘争について一言一句も触れてないにもかかわらず、この作品は60年安保世代の青年の挫折的心情を、深い場所から的確に、切ないほど表現していることを、今日、読者は見出すに違いない。
(解説=奥野健男より)

★状態:並下
【帯】なし。
【カバー】背と小口周辺、上下辺部に非常に強く、その他も全体的に強いヤケ・褪色・ホコリヨゴレ・シミがあります。また小口には印刷のワレ(破断してはいません)もあります。
【表紙】背周辺を中心に、ヤケ(褪色)があります。
【本体】天面に強く、小口面・底面にやや強いヤケ・ホコリヨゴレ・点シミがあります。また小口面には若干の使用感も見られます。
【本文】ページ面の上辺部に強く、小口付近にはやや強いヤケ・ホコリヨゴレがあり、全体的にも経年相応の古び感がありますが、通読には支障ありません。また本文中に線引き・書き込み等はありません。
【その他】傷んでいますが、スピン付きです。

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