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蒼ざめた馬/ロープシン=著/川崎浹=訳

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角川書店刊
角川文庫 赤394−1
再版−1975年12月30日発行
文庫判・並製・カバー巻・本文222P
発行当時の定価:220円
ISBN:9784042394013
弊社在庫管理番号:071113010106

★内容:
「蒼ざめた馬」について
3月、雪のモスクワに、総督の暗殺を図るテロリストたちが潜入する。まずジョージ、そして、彼を愛し、爆弾を造る女エルナ、さらにワーニャ、フョードル、ハインリッヒ。挫折と犠牲を強いられてのち、暗殺は成功する。だが、秋、ジョージは、人妻エレーナへの「愛」のゆえに、その夫を決闘で射殺する。「わたしは他人が接吻する女に接吻することはできない」と。彼は、次のテロの目標を棄て、拳銃とともに、同志から去る。
20世紀の黎明を生きた詩人ロープシン=革命家サヴィンコフが、過酷なテロのなかの愛と死をとおして、革命と生の本質を追究した、もっとも今日的な名作である。
(カバー巻頭側袖の内容紹介文より)
「蒼ざめた馬」には、ドストエフスキイと逆位相になった20世紀の透視図がある。テロリストとは、絶望した革命家でもなく、目覚めた殺人者でもない。言葉という武器を放棄した詩人が、みずからの肉体をもってする創作行為がテロリズムにほかならない。その論理は、自己の処刑でもって完結する。内ゲバに対するドストエフスキイの啓示と、テロについてのロープシンの感覚は、冴えていると思う。作者は、言葉と爆弾の間をさまよう思想のダブル・スパイなのだ。
(帯巻頭面の内容紹介文〈五木寛之〉より)
学生時代に「蒼ざめた馬」の暗く妖しい魅力にとり憑かれて以来、いつの日か自分で訳してみたい、というのが私の長年の夢だった。終末の抒情と絶望的な調子が、もし読者の胸に強く訴えることができるとすれば、これほど嬉しいことはない。
(帯巻末面の内容紹介文〈訳者〉より)

★状態:並下
【帯】背と小口付近に強いヤケとコスレキズがあり、全体的にもやや強いヤケ・ホコリヨゴレ・コスレがあり古び感があります。
【カバー】背と小口付近、上辺部に強いヤケ・ホコリヨゴレがあり、その他も経年相応のヤケ・ホコリヨゴレ・コスレがあります。巻末側袖の下部に値札シールを剥がした痕があります。
【表紙】背の周辺にやや強いヤケ・褪色があります。
【本体】周縁部にやや強いヤケ・ホコリヨゴレがあり、点シミも見られます。
【本文】ページの周辺部に強く、その他全体的にもやや強いヤケ・ホコリヨゴレがありますが、通読には支障ありません。本文中には線引き・書き込み等はありません。

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