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角川書店刊
角川文庫 赤382-1
8版-1977年1月20日発行
文庫判・並製・カバー巻・本文200P
発行当時の定価:180円
ISBN:9784042382010
弊社在庫管理番号:071113010100
★内容:
男性は愚直で、よしんば自分自身がなにものでもないとしても、そうした自分を崇めるように望む。いっぽう女性は男性と似かよってはいるが、ひたすら、男性にみつめられ、愛撫され冒涜され、絶えず生贄に捧げられ、同時に限りなく蘇生する聖体であり、その一切の享楽は鏡の精緻な作用によって自身の姿〈イマージュ〉を熟視することにある。―ポーリーヌ・レアージュ
(カバー巻頭側袖の内容紹介より)
…さて、原始の人類について語る民族学などの本を読むと、《イマージュ、それは再現されたオブジェである》《イマージュはオブジェそのものを作り出す》と書かれています。ここでいうオブジェは自ら進んで血を流す雨乞いの生贄の、苦痛にゆがんだ肢体でもよい、祭壇に祭られ、烘火にうっすらと浮び出る聖体でもよい、いずれ太古の人類が作り上げた似姿は現実と相対したもうひとつのオブジェたる世界として顕現します。そして人はあくことなくそのオブジェの四囲を巡るのです。かつて自らを中産階級人とことわって「夜の言葉」を書いた高名な批評家ジョージ・スタイナーは、ポルノグラフィに対して、不毛の廃墟の上にまたひとつの小石を積み上げると非難の言葉を投げかけました。だが人類はいつの時もこうした反復、想像力の極点へ向けて大伽藍を建立することからまぬかれるわけではありません。いずれこの世界は不毛の廃墟でしかないとすれば、闇の奥に炎にゆらめく祭壇と生贄を配し、夜のさなかにオブジェとしてのイマージュ、虚像としてのイマージュを花咲かせてもよいではないでしょうか。とまれ近代という歴史をかいくぐって、無名の、小石に等しい、反近代的な『イマージュ』の世界を如上のコンテキストの中において、改めて味読してみるのも面白いかもしれません。…
(解説=行方未知より)
★状態:並下
【帯】なし。
【カバー】背と小口周辺、上下辺部に強く、その他全体的にもやや強いヤケ・ホコリヨゴレ・シミがあります。特に背部分にはシミが非常に多くあります。上辺にはヨレもあります。
【表紙】背の周辺にやや強いヤケ(褪色)があります。
【本体】周縁部にやや強いヤケ・ホコリヨゴレがあり、点シミも少しあります。小口面には使用感もあります。
【本文】ページの周辺部にかなり強く、その他全体的にも強いヤケ・ホコリヨゴレがありますが、通読には支障ありません。また本文中には線引き・書き込み等はありません。
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